古川雄大さんは、2023年秋のNHKドラマ10『大奥 シーズン2 幕末編』で、最後の大奥総取締・瀧山役を演じています。
よしながふみさん原作のこのドラマで、瀧山はものすごーく!重要かつ魅力的な役です。演じた人がハマるかどうかで、ドラマのクオリティも変わるくらいの存在です。
今回、古川雄大さんが瀧山のキャストに選ばれたのは大正解といえます。
この記事では、ドラマ『大奥』シーズン2や瀧山についての情報とともに、なぜ古川雄大さんが瀧山役にぴったりなのかを解説していきます。SNSの評判などもお伝えします。
ドラマが始まる前の予習として、ドラマを観た後の復習として、古川さんの魅力をたっぷり味わってください!
古川雄大出演の『大奥シーズン2』はいつからいつまで?
NHKドラマ10『大奥』(原作・よしながふみ)のシーズン2は、2023年10月3日(火)から12月12日(火)まで続きます。
このドラマシリーズは、男女逆転の江戸パラレルワールドという奇抜な設定ですが、現代にも通じる問題を扱った人間ドラマとして高く評価されています。
私も大好きな作品です!原作も全巻読破してます!
2023年1月放送のシーズン1では、3代将軍家光(堀田真由)から8代将軍吉宗(冨永愛)までの物語が描かれました。
古川雄大さんが出演するのは「幕末編」のほう。吉宗の遺志を引き継いだ医師たちが『赤面疱瘡(あかづらほうそう)』の根絶に挑む姿や、女将軍家茂や幕府の人々が“江戸城無血開城”を目指す姿などが描かれます。
幕末の動乱期に、大奥の人々はどう生きるのでしょうか?そして、古川さん演じる大奥総取締・瀧山はどんな運命をたどるのでしょうか?
古川雄大が演じる『大奥』の瀧山とはどんな人物?
瀧山とは「大奥最後の御年寄(おとしより)」といわれた実在の人物。14歳で大奥に入り、その才覚が認められ、将軍付御年寄として13代将軍家定と14代将軍家茂に仕えました。
御年寄とは、大奥の女中の中でも位が高く、将軍や御台所(みだいどころ)に直接会うことができる女性なのです。
普通ならもちろん女性が演じる役ですが、このドラマは「男女逆転大奥」なので、男性の古川さんが瀧山を演じます。
NHKドラマ10『大奥』の中の瀧山は、元々武士の子息。少年の頃に家が取り潰され、陰間(かげま)茶屋に売られて男娼として働いていました。
そこで老中・阿部正弘(瀧内公美)と出会い、知性と人柄を見込まれて大奥に入ることになります。 頭脳明晰で武術にたけた瀧山は、正弘に深く感謝し、彼女とともに幕府と将軍を支えるべく力を尽くしていくのです。
古川雄大が大奥シーズン2の瀧山役にハマってる5つの理由
その1 古川雄大の中性的な美貌が瀧山にピッタリだから
古川雄大さんが瀧山役にふさわしい理由の1つ目は、瀧山の役にピッタリな美貌の持ち主だからです。
今回のドラマ『大奥』で、瀧山は「女性と間違えられそうな美貌の男性」という設定。美形であっても、あまり男くさい雰囲気の俳優はマッチしません。
その点、古川さんは二重の大きな目、長いまつ毛に特徴があり、写真のような長髪でメイクした姿にも違和感がありません。
原作ファンも納得の瀧山を見せてくれるでしょう。
その2 瀧山のような陰のあるキャラクターが似合うから
理由の2つめは、古山雄大さんが、陰のある複雑な人物像にもマッチする俳優だからです。
このドラマの瀧山は身売りされた過去があり、その背景には不幸な家庭の事情がありました。
『大奥』には心に傷をもつ人々がたくさん出てきますが、瀧山もそのひとりです。
しかし、彼はそれでも明るさや勉学への意志を失わず、高い知性や洞察力、人を見る目も持ち合わせています。
古川さんは、2020年のNHKテレビ小説『エール』ではトランスジェンダーの音楽家・御手洗清太郎を演じて話題になりましたが、御手洗も同じように多面性を持つ人物でした。
主人公の妻である音(おと/二階堂ふみ)のミュージックティーチャー・御手洗は、エキセントリックでややコミカルな人ですが、実はつらい過去もあったり、留学先のドイツ文化の影響があったりします。
ほかにも、女子大生と恋に落ちるヤクザ(『恋と弾丸』)など、さまざまな「ワケあり」の人物を魅力的に演じてきた古川雄大さん。
そうした経歴から見ても、瀧山という重要なキャラクターを魅力的に演じてくれるのは間違いないでしょう。
その3 瀧山の天然ぶりも天然で演じられるから
理由の3つ目は、古川雄大さんが、瀧山の天然なところを自然に演じられるからです。
原作で描かれている瀧山は、頭は切れるし、ここぞという時には人としての迫力を前面に出しますが、本人の意識しないところで人をクスッとさせる、可愛げがあります。
そして古川さん自身も天然キャラだともっぱらの評判です。
そういう点でも、古川さんの個性が瀧山という役に生かされるのは間違いありません。
古川さんの「天然」について、ファンはこんな言葉を寄せています。
美人で背が高くて歌うまくて踊れて天然炸裂な古川雄大ってずるくない?天は二物を与えずって言葉は嘘じゃない?二物も三物も与えすぎじゃない?一個くらいわけて!!!
— 氷水 (@MtxKy) March 24, 2017
古川雄大のここがいい!
— らいす (@rice_0709) July 26, 2017
・8等身
・美しい
・身長181cm
・歌うまい
・ダンス最高
・役作りすごい
・ギターも弾ける
・作詞作曲もできる
・仲のいい人に対してツンデレ
・かわいい
・天然
・向上心が強い
古川雄大のここがだめ!
・写真に写らない(×100)
天然も含めて、いや天然だからこそ、ますます愛されてるんですね!
こちらの動画では、よく人から「天然だよね」と言われることに対して、本人がコメントしています。
「自分は天然じゃないと思ってて」「ダメだな……こういう奴が天然なんですけど」「天然の瞬間をつくる時があります」など、考えをまとめるのに苦労されているようです。
説明はよくわからないけど、謙虚さやまじめさが伝わってきますネ!
その4 視聴者が特定の役柄のイメージに邪魔されないから
理由の4つめは、古川雄大さんに特定の役柄の色がついていないことです。
したがって視聴者は、ほかの役柄のイメージに邪魔されず、古川さん演じる瀧山を純粋に味わうことができます。
ドラマ、映画、ミュージカルなどで多彩な役を演じてきた古川雄大さん。
正統派の王子様(『ロミオ&ジュリエット』)、悪魔(『黒執事』)、黄泉の帝王(『エリザベート』)、性格の悪い農協職員(『下町ロケット』)、ヤクザの若頭(『恋と弾丸』)、トランスジェンダーの音楽教師(『エール』)、弟への愛が深すぎる兄(『私のお嫁くん』)、怪しい会社員(『ハヤブサ消防団』)等々。
まさに変幻自在、どんな役にもなれる人です。「男女逆転大奥の瀧山」に扮した古川さんも、違和感なく視聴者に受け入れられるでしょう。
その5 古川雄大は大奥の瀧山という役を深く理解しているから
古川雄大さんが大奥の瀧山役にハマっている理由の最後は、古川さん本人が作品や役柄としっかり向き合い、理解していることです。
大奥シーズン2のキャスト発表時のコメントで、古川さんは、大奥シーズン1を一ドラマファンとして見ていたこと、よしながふみさんが描く人間ドラマに強い感銘を受けたことも明かしました。
瀧山は身を売られた過去を持つも、運命的な出会いによってその後、大奥総取締まで上り詰めた頭脳明晰で武術に長けた男です。
人を見抜く厳しい目を持ちますが、自分が認めた人物にはとことん愛情を注ぎ、天然で少し可愛らしい面もあります。
原作において重要な役割を担う瀧山という役に向き合うにあたり、スタッフの皆様に沢山話し合いの時間をかけていただきました。
撮影までのすべての工程を綿密に、そして高い熱量で推し進めていく「大奥」チームに、改めて身が引き締まる思いでおります。
(中略)
魅力あふれる瀧山を丁寧に演じ、皆様の心に響く作品になりますよう精進して参ります。ご期待下さい。」
出典:https://www.nhk.jp/g/blog/puwgm-1rfdfj/
古川さんの作品に対する敬意と理解が伝わってきますね。
そしてこちらは特別インタビューの動画です。
🎤#大奥シーズン2
— ドラマ10「大奥」 (@nhk_oooku) November 7, 2023
特別インタビューを公開!
瀧山役 #古川雄大 さん🔊
幕末編の見どころや、今後の展開についてお話いただきました!
『現代に通ずるメッセージとなって響くものがあればいいなとーーー』#ドラマ10大奥 #第16回は11月7日放送 #よる10時25分スタート#放送時間変更に注意⚠ pic.twitter.com/csbWksOS9V
ちなみに、瀧山は原作の漫画では13巻から登場します。瀧山を見出す阿部正弘がまた素敵な人物なんですよ。
大奥シーズン2「古川雄大の瀧山役」の評判は?
古川雄大さんが『大奥シーズン2』の瀧山役に決まったことが発表されると、X(旧ツイッター)などのSNSにも喜びと期待の声が殺到しました。
原作をよく知った上で「古川さんでよかった!」と喜んでいる人が多い印象です。
よしながふみ先生の大奥での瀧山は『女性と間違えるほど類まれなる美貌の持ち主』なわけですが、私は映像作品でその美しさを武器に生きる古川雄大を悪魔に魂売ってでも見たかったので本当に嬉しい
— はなび(@firework_em) June 12, 2023
悪魔に魂売ってでも見たかった!なんと熱いお言葉でしょう。
た、瀧山…!!
— ゆーみ (@youmifuji) June 12, 2023
そうだよ瀧山、古川さんに生き写しじゃん…!!
あまりにもどストライクなキャスティングにもう泣きそうです
古川雄大さんの瀧山とともに幕末編を迎えられるなんて
生きててよかった
あとは来週におそらく胤篤ですね
きっと間違いないお方がくる…!!
#ドラマ10大奥
古川さんの瀧山に「生きててよかった」とまで……。NHKのこのキャスティングはシーズン1の吉宗役、冨永愛さんに匹敵するファインプレーかもしれませんね。
このね、超男性なんだけど花魁姿が似合っちゃう超美人なのが瀧山の絶対条件なんだけど、#古川雄大 さん、似合うだろうなとは思ってたけど想像以上でたまげたのです。#ドラマ10大奥#大奥シーズン2 https://t.co/5XzIwFO0fL
— mikakoma (@mikakoma72) November 8, 2023
古川さんの待望の陰間の瀧山は想像以上、これぞ古川さんの真骨頂だった(泣)
— にょり (@nyori1028) November 7, 2023
美しさはもとより、眉の動かし方や顔の角度、指づかい所作一つひとつに至っても艶がある上品さ……何より古川さんの声の使い方の巧みさが遺憾無く発揮されていてお茶の間スタオベやん😭#ドラマ10大奥 #大奥シーズン2
本当に繊細な演技で、見れば見るほど味わいが増しますね。全体を振り返ると、視線の動きだけで心配や心遣いを表している場面もあるし、ちょっとコミカルな場面でも、表情の変化だけで笑わせてくれたのが印象的です。
大奥シーズン2 瀧山(古川雄大)のロケ風景を紹介
#大奥の舞台裏👀🌙
— ドラマ10「大奥」 (@nhk_oooku) November 14, 2023
▶▶ 第17回 ◀◀
そして…この二人のオフショットも!📷
阿部正弘に見いだされ、大奥入りした瀧山。
この二人の存在が、家定にとって大きな支えとなりました。#ドラマ10大奥 #大奥シーズン2#第18回は11月21日放送#古川雄大 #瀧内公美 pic.twitter.com/clbHA3XgHx
大奥は舞台裏もとっても良い雰囲気です。瀧山の恩人であり、尊敬する上役でもある阿部正弘役の瀧川公美さん。オフショットでも仲がよさそう。
#大奥の舞台裏👀🌙
— ドラマ10「大奥」 (@nhk_oooku) November 15, 2023
▶▶ 第17回 ◀◀
ロケの様子をもっとお届け!
瀧山と胤篤の自撮り風2ショット📷
息ピッタリなお二人です!#ドラマ10大奥 #大奥シーズン2#第18回は11月21日放送#古川雄大 #福士蒼汰 pic.twitter.com/3dHLYrfPjj
瀧山と胤篤(天璋院)の緊張感のある関係は、ストーリーが進むにつれて変化していきますが、舞台裏ではとっくに仲良し。古川さんと福士蒼汰さんは、同じ事務所なのに初共演とは意外です。
#大奥の舞台裏👀🌙
— ドラマ10「大奥」 (@nhk_oooku) December 6, 2023
▶▶ 第20回 ◀◀
コタピくんを抱っこする #古川雄大 さん!
収録の合間、仲良く過ごしていました。
このコンビ、とても癒されます…😻#ドラマ10大奥 #大奥シーズン2#最終回は12月12日放送 pic.twitter.com/0Lq3NZvCgT
古川さん、猫好きだったんですね!
まとめ
2023年10月3日から始まったNHKドラマ『大奥シーズン2』、その「幕末編」で、古川雄大さんが「瀧山」役のキャストとして大正解である理由を5つ挙げました。
『大奥シーズン1』も完成度が高く、原作の世界を忠実に表現していただけに、シーズン2にも期待が高まります。古川雄大さんの瀧山にどんな感動をもらえるか、とても楽しみです!
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